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「長谷川レポート」
長谷川さん(学生):2011年10月~11月

チャイルドドクターのボランティアの長谷川です。
ケニアはまだ1週間ですが、医学生として本当に医療の必要な子達と触れ合える充実した毎日を過ごさせてもらっています。
3週間という短いステイですが、その期間に僕が見た子供達とチャイルドドクターの活躍を少しでも多くの方と共有したいと思っています。

今回訪問した孤児院は少し変わっていて、
ここでは笑い声以上に泣いている声がいろんなところから聞こえてきます。
なぜかというとこの孤児院にいるのは3歳以下の赤ちゃんばかりだからです。

赤ちゃんばかりの施設なので医療費は特に高額です。
薬に手術に入院、ドクターの往診とお金のかかることばかりです。
今までは命に関わらない病気の手術などは先延ばしにされることが多かったようです。

チャイルドドクターの介入で医療面のケアを大きく向上することができました。
指が1本多い多指症の子や、心臓の病気の子は支援のおかげで手術を受けて今は元気に過ごしています。
医療面の負担が減ることで食事や教育面も充実し、
更にはスタッフにも余裕が出て子供1人1人にたっぷり愛情を注いであげられています。

このように赤ちゃんだけを対象とした孤児院が必要なほど孤児が生まれてしまっているのはなぜでしょうか。。
望まれずに授かった子供、中絶に失敗して生まれた子供、孤児が生まれる原因はたくさんあります。
ですが、特に大きな2つの理由は貧困と病気です。
子供を育てることはただでさえお金がかかります。
その上貧しくて栄養状態が悪かったり、衛生環境が悪い環境ではよく病気にかかります。
医療費はとても高く、1日1$以下の生活をしているような人たちは病院になかなかかかれません。
貧しさが病気を生み、病気がその高い医療費で更に貧しさを助長させる負のサイクルが続いてしまっているのです。
このサイクルの中にまた新しい子供が生まれてしまう時に孤児は生まれてしまいます。

もちろん理由はこれだけではありません。
例えば親がHIVの場合です。
HIVは十分な予防をしなければ母から子にうつる病気です。
もちろんその子供のケアにはとてもお金がかかります。
こんな、ただでさえ自分の病気で苦しんでいる母親にお金のかかる子供が生まれてしまった時にも孤児は生まれます。
そもそも母親自身が病気で亡くなってしまうこともあります。
ですが、その貧困と病気の負のサイクルを断ち切ろうと頑張って活動している人達がたくさんいます。
それがまさにチャイルドドクターのスタッフ、孤児院のスタッフ、そして支援者のみなさんです。

子供はこの世の中で何にも代え難い宝だと僕は思います。
日本にしろケニアにしろ子供が元気な国は元気です、そして彼らが成長していくことで国も発展していくものです。 僕もドクターとして一人前になり、1人でも多くの将来を守れる存在になれるよう努めて行きます。
短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
1人でも多くの方にご支援いただけることを心から祈っています。

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